二階の南面、西面の雨戸の戸箱を付替えと蔵の前の式台の板を取替え。
古民家の改修はバランスが大切です。全面リノベーションではないので、
大正時代に建てられた住まいとつり合いがとれるようにしなければいけません。
まずは戸箱をはずし分解して、技法を吟味した後同じように造ります。材料は無地の桧で。
棟梁Mさんが手間暇惜しまず、造りました。知識の豊富な大工さんは頼れる存在です。
無垢材は手の油がつくと、その時はわからなくても後々汚れが浮いてきます。
取り付ける時もバケツを用意して手を洗いながら、また取り付けた後はよく絞った布で拭きます。
新築の木の家の無垢材の破風板が、半年ほどで黒ずんで汚れてきているのを
見たことがあります。それは風雨の汚れではなく、手の油の汚れでした。
(たぶん建てた工務店も気づいていません~たくさん木の家を建てているところですが)
まだ塗装はしていませんが、建物に相応しい戸箱ができました。
そして蔵の式台は使える框枠はそのままに、板の部分を交換です。こちらも桧で。
いい匂いがしています。この後は荏油塗りです。
これからまた、100年時を刻んでいくでしょう。
古民家再生は本当に勉強になり、ワクワクするお仕事です。
川辺町 T様邸
二階の南面、西面の雨戸の戸箱を付替えと蔵の前の式台の板を取替え。
古民家の改修はバランスが大切です。全面リノベーションではないので、
大正時代に建てられた住まいとつり合いがとれるようにしなければいけません。
まずは戸箱をはずし分解して、技法を吟味した後同じように造ります。材料は無地の桧で。
棟梁Mさんが手間暇惜しまず、造りました。知識の豊富な大工さんは頼れる存在です。
無垢材は手の油がつくと、その時はわからなくても後々汚れが浮いてきます。
取り付ける時もバケツを用意して手を洗いながら、また取り付けた後はよく絞った布で拭きます。
新築の木の家の無垢材の破風板が、半年ほどで黒ずんで汚れてきているのを
見たことがあります。それは風雨の汚れではなく、手の油の汚れでした。
(たぶん建てた工務店も気づいていません~たくさん木の家を建てているところですが)
まだ塗装はしていませんが、建物に相応しい戸箱ができました。
そして蔵の式台は使える框枠はそのままに、板の部分を交換です。こちらも桧で。
いい匂いがしています。この後は荏油塗りです。
これからまた、100年時を刻んでいくでしょう。
古民家再生は本当に勉強になり、ワクワクするお仕事です。